2人はいつものように芳隆の部屋へと行き、いつもの定位置に着いた。 だが、一向に泣き始めない深春を不審に思った芳隆は伺うように声をかける。 「深春?」 それを合図にしたように、深春は勢いよく立ち上がりベッドから降りた。 そして芳隆の目の前に歩み寄る。 その顔は少し赤い。 芳隆はそんな深春の行動に、何事かと目を見張る。 「あのね芳隆、」 「何?」 「私、その…」 「うん」 「芳隆の、こと…」 「…」 「好き、かも…しれない」