「新学期一日目からとてもつかれた…」
あの後片付けて思いの外早く終わったので早く家に帰る事ができた
夕飯も食べ終わったので自分の部屋のベットに横たわる
昨年度は何事もなく過ごせたはずなのに、何故か今年は危うい感じがするのは気のせいじゃないと思うが
俺的には気のせいで終わってほしいと願う
「まぁ…ただ前の席だから話かけただけだよな」
ほら、近くの席の子から話かけるみたいな?
考えたって桐緒の事がわかるわけでもないし…
もお寝ようかなー
「電話だ…武だ。どうしたんだろう」
武からの電話は珍しくないがこんな10時以降の電話はあまりしてこない
慌て電話に出ると震えた声が俺の耳に届く
「何処にもいかないで…」
「たけし?」
「嫌だ嫌だ嫌だ」
どおも武の調子がおかしい…
「今何処にいるんだ?」
「………透ん家の近くの公園」
聞き取るのが微妙な程小声で話していたがきちんと俺は聞き取った
