…………ん?
‥後ろがなんか騒がしいし。
「桃ちゃあん〜〜!!!」
「桃ちゃん!」
「桃!!」
うわっ‥最悪っ。
このバカでかい声3人は
クラスで1番仲が良いミユキ、
ミユキの彼氏のカズマ。
そして唯一わたしが
男として見ないで
接すことができるアラタ。
わたしとは正反対に
ちょーうるさい奴ら。
うるさいよりうざいくらいだ。
「誰この人彼氏っ?!」
かっかれ‥かれし?!
「はっ?違うしっ!ミユキうざい!!」
「うざい?!桃ちゃんヒドすぎ!」
うっとうしいこの感じが。
うわー
いっぱい下校してきた。
めんどくさくなりそう。
どーしよ‥‥
ぐぃっ
「来い。」
わたしの腕を掴み
急に走り出した朝田さん。
「えっ?‥ちょっ!はやっ!!」
背後でなんだか
色々叫ばれたけど
朝田さんと一緒に走った。


