ブロロロ‥ 「着いたぞ。若菜?」 微かに脳裏に入る朝田さんの声。 ようやく眠りに 落ちそうだったのに。 でも、嫌な気がしない。 「ん‥…」 目をこすり起き上がって 視界を広げる。 「えっ…ええっ?!」 「びっくりだろ?」 わたしの視界に 入ってきたのは 海。 「なんで海なわけ?」 「俺が来たかったんだよ。」 なにそれ。 わたしを喜ばすとかじゃ ないわけだ。 まぁ、彼女じゃないし 当たり前か。 てか、 朝田さん‥ 彼女いんのかな? またあとで聞こうかな。