COOLな彼女×HOTな彼氏


<ってナンデヤネンなぁ〜アハハ…>

食器を洗い終わって、テレビを見ていたら、お風呂から上がった朝田さんがリビングに入ってきた。

「うわ!キレイになってんじゃん!若菜がやったの?」

辺りを見て驚いている。


他に誰がいんだよ。

わたししかいねぇだろ。

振り向かずに
コクンと頷いて
テレビのチャンネルを回した。

<次のニュースは…>

すると隣に朝田さんが座ってきた。

何こいつ?と思いながら見ると、朝田さんは隣で麦茶を飲みながらテレビを見ている。

彼は視線を察知したようで。

「お前も飲む?」

コップをわたしの方に向けた。

ブンブンと首を振ってわたしもテレビに視線を戻した。

「社会人なのにお酒飲まないんですか?」

「いやかなり飲むよ。今日限定だ」

今日限定?

「はっ?なんで?」

疑問になって朝田さんを見ると、彼は普通の顔をして

「学生いんのに飲むわけねぇーじゃん(笑)」

と笑った。

ドキン!!!

ちょっと。
…またそうやってわたしの心をかきみだす。
照れて顔をうずめてしまった。

そして

「………寝る。」

そう言って、持っていたクッションに顔を埋めた。

「は!?ここで?!何言ってんだよ?」

わたしの腕を掴み、引っ張りながらどこかへ連れていく。

痛い!強引!離してほしい!

「ちょっと!やめ…」
「寝るならベッドで寝ろ!」