「カンパして。」 その言葉に思わず矢都(ヤト)ユキは顔をしかめる。 「1組の子がデキたって。」 高校生になってから聞くようになったそのセリフ。季節は夏も終わり、1年の二学期も僅かに過ぎた頃。 「イヤよ。自分の事はちゃんと自分で責任取れよなー。」ユキはわざと、少しだるそうに答えた。 「分かったー、じゃあ他当たってみるわぁ~。」 軽く答えた彼女は何事も無かったかの様に、腿が露わになる位短いセーラー服のスカートの裾をふわりと翻し去っていく。