先生とまた家にかえった。
それでもまだ声が完ぺきにでるようになったわけでもないし、
またしばらく先生に迷惑かけちゃうなあ…
「まり、まだ喉痛むと思うから今日はお粥にしようね、」
「うん…」
先生が作ってくれるお粥はとても美味しかった。
先生ほんと手間がかかる彼女ですいません…
なんだか涙がでてきた、
先生のお休みをいつもうばっちゃうし、なんにも私はしてあげられない、
「まり?どうしたぁ〜泣いてんの?」
「ん…グス…」
「悲しくなっちゃった?どこか痛いの?」
私に肩をよせてポンポンと優しく手をおいてくれる。
私は違うよって伝えるように顔を横にふった。
「ほら、泣いたら喉痛くなっちゃうよ?」
そう言って今度は私をソファーの上で抱きしめた。
「まり、ゆっくり深呼吸して?」
先生に言われたように深呼吸した、だんだんと落ち着いてきたけど喉が焼けるように痛かった
「落ち着いた?あーんして?」
抱きしめられていたら体を少しはなしてぐったりした私の頭を支えながら見てくれた。
「痛いねこれ、お薬あるけど飲めるかな?」

