狼さんの好きな人

「ひよりちゃん、おいで。」


声をした方を見ると、直也さんが手招きしていた。


??何だろう?


お兄ちゃんから離れて、直也さんのところに向かうとテーブルにつくように促された。


「座って。一緒にご飯食べよう。ね?」


そういえば、パフェを食べてから何にも口にしてない。


そう考えたら、何だか急にお腹がへってきた。


「はい。でも…」


お兄ちゃん達に目をやると、言い合いは終わる気配はまるでない。


でも、さっきみたいな緊迫した雰囲気じゃないから大丈夫だろうけど。


「アイツらは、気にしなくていいよ。俺達だけで先に食べよう。」


そう言って、直也さんが私の前に置いた物はとろとろの半熟卵がかかったオムライス。しかも、デミグラスソース付き。


「凄いですね!!お店に出てるオムライスみたいです。」


「これ、俺が作ったんだよ?」


へ…?


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