狼さんの好きな人

モジャ男は、お客さん用のお風呂場まで来るとストンっと降ろしてくれた。


「ありがとうございます。」


「あぁ。きちんと肩まで浸かるんだぞ?」


まるで、パパだよ…


「…はぃ。わかりました。」


脱衣場で、びしょ濡れになった服を脱ぐと浴室に入った。


相変わらず、いい香りがする…


髪と体を洗ってから湯船に浸かると、おもいっきり息を吐いた。


「はぁ~っ…」


考えることといえばお姉ちゃんのこと。


謝っても仕方ないことだと思うけど…


だけど…


謝らずには、いられない。


単なる自己満足なだけなんだろうけど。


………はぁ。


そろそろ上がらないとのぼせるな…


浴室を出ると、びしょ濡れの私の洋服等はなくて代わりに胸元にリボンがついたワンピースタイプの可愛らしいバスローブが用意されていた。


…………。


これを着ろってことだよね?


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