狼さんの好きな人

着替えを済ませ、お風呂場から出ると…


モジャ男が、壁に寄りかかって立っていた。


「遅い。」


なぜか怒られた私…


「遅いって言われても…。何してるんですか?こんなとこで…」


「お前が風呂から上がるのを待ってたんだよ。」


「??何か私に用があったんですか?」


「バカ!!お前、熱があるから何かあったらすぐ行けるようにここで待ってたんだよ!!なかなか、上がって来ないから心配したんだぞ?」


…………。


モジャ男…


優しすぎだよ…。


「ありがとうございます…」


「わかればいい。じゃ、部屋に戻るか。」


モジャ男は、私の頭を優しく撫でると歩き出した。


このまま部屋に戻るのもなぁ…


ちょっと外を散歩したい。


「あの…」


「ん?どうした?」


「少し外を散歩したいんですけど…」


「お前、まだ熱があるだろ。」


「薬飲んでるから大丈夫ですよ。」


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