狼さんの好きな人

「ここは、ゲストが使う風呂だから。」


ゲスト…?


「はぃ…?」


「だから、この風呂はお客さんが泊まった時に使ってもらう風呂なんだよ。」


へ…?


「枢が使ってるお風呂は、また別にあるんですか?」


「そ。俺達が使ってる風呂の方が部屋から近いけど、直也や和也も使うから一緒になる可能性があるんだよ。」


「お風呂が二つもあるなんて凄いですね。掃除が大変そう…」


「家政婦サン達がいるから別に大変じゃねーよ。」


あぁ、そっか。


モジャ男、お坊ちゃんだった。


家政婦サン達がいるなんて、何だか次元が違う。


モジャ男がトーテムポールの宇宙人に見えるよ…


「ホント、凄いですよね。さすがリンベルト学園に通ってただけあります。」


「は…?」


「へ…?」


「お、おま…何で…そのこと…」


モジャ男、動揺し過ぎだって…


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