狼さんの好きな人

モジャ男が、私と話を合わせる為にそこまでするなんて…


想像できない。


だって…


「あのめんどくさがりがですよ?」


「あははッ。そのめんどくさがりが、お嬢を手に入れる為にそこまでしたんだよ。ホント、まわりくどいっつーかヘタレっつーか…。アイツが、出会った時にお嬢と会話できてればそこまでしなくてもよかったかもしれないけど。」


「確かに…。私に話しかけられない理由があったんですか?」


「理由なんてなかったんじゃない?枢は、自分から話しかけないし。ほら、基本無口でしょ。リンベルトを辞める理由だって、聞き出すのに苦労したんだから。」


「そうだったんですか…。困ったトーテムポールですね。」


「あははッ!!トーテムポール…ウケる!!ホント、困ったトーテムポールだよ!!」


だから、笑いすぎだよ…


直也さん。


「誰が、困ったトーテムポールなんだよ?つーか、何でお前らがココにいるわけ?」


モジャ男…


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