「…より。起きろ。ひより。」
ん…
その声は…
「お兄…ちゃん…?」
「良かった…。お前が全然起きないって枢が心配してたから、お兄ちゃん焦ったよ。もう夕方だぞ?」
お兄ちゃんは、心配した顔をしながら私の額に手をあてた。
「そんなに寝てたんだ…。」
「あぁ。お前、まだ熱があるよ。大丈夫か?」
「昨日よりはいい…。」
「そっか。着替え持ってきたから。」
「ん、ありがと。」
昨日、モジャ男に話したことお兄ちゃんにも話さなきゃ…
でも…
いざ、話そうとすると最初の言葉が出てこなかった。
「…ひより。」
「な、何?」
どうやって切りだそうか考えていた時に話しかけられたから、ドキッとしてしまった。
「お前、俺に話したいことがあるんじゃないのか?」
「う…ん…」
「言ってみろ。全部聞いてやるから。」
私は、養女であることや自分が思っていることをお兄ちゃんに全て話した。
.
ん…
その声は…
「お兄…ちゃん…?」
「良かった…。お前が全然起きないって枢が心配してたから、お兄ちゃん焦ったよ。もう夕方だぞ?」
お兄ちゃんは、心配した顔をしながら私の額に手をあてた。
「そんなに寝てたんだ…。」
「あぁ。お前、まだ熱があるよ。大丈夫か?」
「昨日よりはいい…。」
「そっか。着替え持ってきたから。」
「ん、ありがと。」
昨日、モジャ男に話したことお兄ちゃんにも話さなきゃ…
でも…
いざ、話そうとすると最初の言葉が出てこなかった。
「…ひより。」
「な、何?」
どうやって切りだそうか考えていた時に話しかけられたから、ドキッとしてしまった。
「お前、俺に話したいことがあるんじゃないのか?」
「う…ん…」
「言ってみろ。全部聞いてやるから。」
私は、養女であることや自分が思っていることをお兄ちゃんに全て話した。
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