「すみません。すぐに持っていきますね。」


「俺も手伝う。」


「でも…」


「いーの。ていうか、アンタ達何?ひよりに何かしたら殺すぞ。」


怖い…


怖すぎるよ…


モジャ男!!!!


めちゃくちゃ声低いし…


めちゃくちゃ睨んでるし…


女の子達…


涙目になってるよ…。


「枢、私…何もされていませんよ。枢と付き合っているのかを聞かれただけです。」


「それで、何て答えたんだ?」


「へ?普通に付き合ってますって答えましたよ?」


「よくできました。」


モジャ男は、満足そうに笑うと私の頭を優しく撫でた。


「ひより、ボトル持って行くぞ。」


「あ、はい。」


「あの…、枢くん。話があるんだけど。」


一人の女の子がモジャ男に話し掛けていた。


「俺は、アンタに話しなんてないね。部活の邪魔だから帰ってくんない?」


モジャ男!!


普段、女の子と話す時ってこんな感じなのか!!!!


酷い!!


酷すぎる!!!!


氷より冷たいじゃん!!


モジャ男…


お前は、液体窒素か!!


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