わたしはいった

「そらはなんであおいの?」

パパはいった

「そらはあおいろだけじゃないよ」

わたしはいった

「なにいろのおそらがあるの?」

パパはそらをゆびさして

「ゆうやけのあかいおそらがあるよ」

わたしはまばたきした

「なんでゆうやけはあかくなるの?」

パパはいった

「あったかいたいようとずっといっしょにいてのぼせたんだよ」

おそらってへんなの!!とわたしはわらった

「ママもパパとずっといっしょにいたからあかくなるの?」

おだいどころにいたママにいってみる

「えーなんでー?」

ママはこまったようにわらった

「パパ、あったかいもん!!」

ぎゅうう、とパパのうでにだきつく

「むかし、けっこんするまえはよくまっかになってたよな」

にやにやわらうパパにママは

「よしてよ!さすがにもうなれたわ!」

といった。そしてすこしあいだをあけて

「でもパパのあったかさがなかったらすこしさみしいわよ」

とてれながらわらった

「じゃあきょうはさんにんでぎゅうぎゅうしてねようか!」

パパはわらった

「わたしもやるぅー!ぎゅうぎゅうう!!!」

パパのひざのうえにのってはしゃぐ

「ママもまきこめ!!」

ママのうでをもってパパはわらった


わたしのかぞくは、たいようよりもずっともっとあったかいおうちです