懐かしいものを見ると…なんでこんなにも、切なくなるのだろう。
走馬灯のように色々な思い出が頭によぎる。
2人でランドセルを背負って、手を繋いで…小学校まで通ったことから、
“どーなつ”で買った駄菓子を買い食いして、怒られたこと、
稔と喧嘩した日、1人で学校に行くのは凄く寂しかったことまで。
普段は、忘れられていたことが鮮明に頭に描かれていた。
「本当に…懐かしいね」
月日がたつのは…こんなにも、早いんだね。
気づけば、あたしと稔は中学生で。
気づけば、高校生だった。
ずっと…ずっと、
稔が隣にいることが当たり前だったんだ…あたしは。


