君と過ごせる最期まで




…それから、



理科室、家庭科室、図書室、コンピューター室…



中央階段、西階段、校庭、グランド、食堂、売店…



色々なところを回った。



途中、先生に見つかったりしたけど…見逃してくれた。



理由はきっと…あたしの辛さを察してだろう。



2人で、



こんなことがあったね!



あんなことがあったな!



…懐かしいな



なんて、過ごしてるうちにあっという間に下校時間なんて過ぎていた。



『…詩歌、ありがとな。今日、楽しかった』



いつもなら部活の時間。



今日は部長に頼み込んで休んだあたし。



「…あたしこそありがと。明日は…学校以外の場所、行かない…?」



…稔と過ごしていた場所を。



…時間を。



もう一度…思い出したいんだ。