君と過ごせる最期まで




…東階段はあたしと稔が良く通っていた場所だ。サボリは勿論、色々なことを話し合った場所。



比較的に人目につかないところにある。



図書室やコンピューター室に行くときに通るくらいの人通りの少ない階段。



体育委員になる前がそこがあたしと稔の、場所だった。



喧嘩するときも、大抵ここだったし…



あたしが友達と上手くいかなくて、落ち込んでたときもここで稔が励ましてくれた。



反対に、稔が元気ないときもここで一緒に過ごしていた…。



あたし…ここが大好きだなんだよな~。



『俺…ここが大好きなんだよな』



…?!



あたしが思っていたことを、そっくりそのまま言う稔。



若干驚きつつ、同じことを思っている事実に心が踊る。