『じゃあ、思い出巡りしますかッ!!』
ニカッと笑いながら稔はそう言う。
あたしも「そうだね」と笑顔で返した。
授業開始のチャイムが鳴る。
それと同時にシーンと辺りが静まった。
『さすがサボリ常習犯だな』
「お前が言うな」
…こうやっていつも2人でサボっては下らない言い争いをしてたね。
自然と頬が緩むのは…気のせい。
「まずは教官室に行きますか!!」
そう、体育館へと足を向ける。
あたしと稔は体育委員だから、放課後そこで良くふざけていた。
日誌を書きながら、他愛もない会話をして。
冬は寒いから、サボる時は屋上に居られない。
そんなときは教官室で、温まりながら2人で寝たりして…


