首根っこを掴まれた橘は、みっちゃんのふくよかな腰に手をまわして猫のように甘えだす。


「うーん、この感触…苺大福…」


「しっ…失礼ね!」



みっちゃんは顔を真っ赤にして、橘の胸をつき返した。


名残惜しそうに、みっちゃんの腰から手を離した橘は、唇を突き出し



「フミちゃんからも言ってくれ…、俺は悪くないんだと」


「お前が悪い…絶対に…ていうか、フミちゃんはやめてくれ…」


「えー…フミちゃんが可愛いよ」



なぁ?とばかりに、橘はみっちゃんに返答を求めた。