突然の告白に、アリーナは慣れたように聞き返した。




「あら? 確か、あなたは医師の免許は持ってたわよね。一体、何についてなの?」




アリーナも彼の真正面の席に座った。




「僕は、常々、不思議に思っていたことがある」




「何かしら?」




アリーナは、うなずきながら聞いた。




「それは、君のことだよ。アリーナ」






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