イケメン君達を前にココが何かを言おうとした時、ココよりも早くチャラ男のイケメン君の方が、

「君って、星川夢ちゃんだよね?やっぱ話に聞いてたとおり可愛いなぁ~!」


と、いかにもチャラチャラした感じで尋ねてきた。


私は「えっ?」と思いながらも返事をした。


「はい。そうですけど。話って、誰に聞いたんですか?私のこっちにいる友達といえば、海ちゃんっていう女の子しかいないんですけど!」


すると、今度は隣にいたメガネのイケメン君が、

「その海ちゃんだよ。俺達も海ちゃんと友達なの。まっ!詳しい話は海ちゃん本人に聞くとして~行こうか!」

と言った。


私は頭の中が整理できないまま、聞き返した。


「えっ?海ちゃんこの学校にいるの?」


「いるよ!だから今から行こうか。海ちゃんが待ってるから。」