『お二人さん、朝からいっちゃいっちゃ、ええ御身分やなぁ?特に桜井!仕事サボんなっちゅー話や』 『け、謙司!』 『はいはい検査のお時間やでー』 急いで白衣のしわを伸ばしたり、寝癖を直したりする蔵ちゃんを押し退けながら、謙ちゃんが私の隣に座った。 何だかいつもより真剣な顔にちょっとドキッてした。お医者さんなんだから、いつも真剣なのは当たり前なんだけど。