それから前と同じように ご飯を食べはじめた。 ただ前と違うのは、 隼翔のパパが居ること。 「こいつのどこがいいの?」 あたしはさっきから質問攻め。 隼翔のパパは隼翔に よく似てる。 顔立ちもそっくり。 何も言えないあたしを 見兼ねた隼翔がパパに言う。 「父さんうるさいから」 「ごめんごめんって。 娘が出来たみたいで嬉しくてさ」 ママにしてもパパにしても あたしにたいして本当の娘みたいにしてくれる。 隼翔の家族は本当に 暖かい。 だから隼翔も暖かいの かもしれない。