月曜日の学校で


「そうだったの??」


教室中に菜緒の声が響く。


あたしはさっき,
土曜日の夜のことを菜緒に聞かれ
話した。


「なんかあったんじゃないの」
って冷たく菜緒が言い放つから
一部始終を全部お伝えした。


「へえ~隼翔がねえ…
真帆もがんばりなよ
好きになるでしょ普通、
そんなことされたら」


「う~ん…」


「もし付き合ったら教えなさいよっ」


菜緒の言葉に
自分の胸に手を当てて,
次の古典の授業中は
ずっと土曜日のことを
冷静に振り返ってた。




結局答えが出ないまま,
その日の学校を終え
菜緒と別れて家へ帰った。