「親父さんは真帆のこと呆れてなんかねえと思う。
今も天国で絶対お前んこと見守ってくれてる。これからは独りで泣くな。俺を頼れ」


あたしの頭を撫でながら
背中に回した手で力いっぱい
ギュッと抱きしめてくれた。



「お墓参りさせてな」



隼翔はそういうとさっきあたしが陸にしてたようにリズムを刻みあたしを包みこんだ。



「泣けばいい。俺がおる」


隼翔の言葉はあたしを
安心させてくれる。


そんなことを思いながら
いつのまにか眠りに就いていた。