「起きた?」


あたしが目を覚ますと
朝からもう走ってきたのか
ジャージ姿の隼翔がいた。



「今日行くんだよね?」


「俺信用ないか?」


あたしか信用してないみたいに
なっちゃったじゃん。


あたしの表情を読み取ってか

「うそだし」


っておどけて隼翔が笑う。





そのあと、この前忘れていった
あたしの服に着替えた。


「いっそのこと
寝間着も今日買って
ここに置いとけばいいじゃん」


「そっかぁ!」





あたしたちは下に降りて
ママがつくってくれた
ご飯を食べた。