隼翔の家がここら辺に
あることを知ってる先輩。

涙の理由も聞かずに、
駅の近くのカフェへ
連れて行ってくれた。



「先輩、ランニングの
途中だったのに…
いいんです?」


「いいよ全然。家も
すぐそこだし」


隼翔と大輝の家の
間あたりに家があると言った
宮崎先輩。


涙の理由を聞かれ、

さっきの隼翔の家でのことを
全部話した。


話の途中で何度も
涙をぬぐうあたしに
「ゆっくりでいいから」
って優しく接してくれた先輩。


全部話し終わったあたしに

「わかった。
俺が一回あいつと
ちゃんと話してみる」

そう言ってくれた。