隼翔の初めての夏は

ベスト8で幕を閉じた。


全4試合の中で
たくさんの記録を作った。

たくさんの注目を浴びた。



でもそれよりも

大切なものを手に入れたに
違いない。



あたしの願いは


隼翔がまた甲子園に
戻ってきて
輝きを放つこと。

誰かに希望や夢を
伝えてくれること。

怪我なく最高のプレーを
できること。



辛くても頑張ってるキミの
背中を,
力強く押してあげられる
あたしになるよ。


宮崎先輩に頼まれたことを
成し遂げて
2年後の夏に
隼翔と一緒に笑うんだ。



あたしは一生懸命に
野球に魂を注ぎ込む
あなたに恋をしています。