「メグちーん!!!待っててね〜!!!」


「‥‥‥‥‥。」


こんな住宅街で、朝っぱらから恥ずかしいこと叫ぶなよ‥‥‥。


「ほい!乗れ。」


「あいよ。」


彪流のチャリの後ろに乗って学校へ走る。
まぁ彪流が走るんだけど?


「丘を越え行こうよ〜♪♪口笛吹きつーつ♪♪」


「また歌かよ。」


「あ!!諒見てみて!!!」


「何を。」


「川んとこ見て!!!」


「は?」


彪流が言った通り川の方を見ると、菜の花が咲いてた。


「もー春だな‥‥。」


「春といえばお花見〜♪♪
お花見といえば団子〜♪♪
団子といえば3色〜♪♪
3色といえば〜‥‥‥‥‥。」


「ないのかよ。」


「なかった‥‥‥。」


「3色団子。」


「3色団子!!!んふふ〜♪♪♪」


良かったな。
‥‥っつか春には俺の誕生日もある。
コイツ忘れてやがるぞ。


「なんか雨降りそうだな〜‥‥‥。」


「雨か‥‥‥。」


今日、優汐が来る頃にはもう降っるのか?
それなら帰りに教室まで迎えに行くか。
優汐と帰りたいし。


「なんか嬉しそうだね諒。」


「そか?」


「あっ!!時間なくなる!!!諒と話してる場合じゃなかった!!」


「‥‥‥‥‥。」


彪流は俺のことはどうでもいいらしい‥‥‥。
ヒドイ親友だよな?
もう友達にランク下げよう‥‥‥。
今日から彪流はただの友達だ!