指輪を大事に持っときながら、私は康太くんが帰ってきてくれることを待っていた。 大好きな康太くんだから。 だから私は彼氏を今までつくらなかった。 好きな人もつくらなかった。 大好きな康太くんが帰ってきてくれることを信じて。