ピンポーン――――――
ん?
誰かな?
ガチャ――――――――
「よっ!みゆ」
康太くんだった。
「康太くん。お母さんから聞いた?」
「うん。だから来た♪」
そういって康太くんは笑った。
キュン―――
なんだろう。また胸が熱くなった。
「まぁ入って」
恥ずかしくなり、康太くんに隠すために家にあがってもらった。
「みゆん家久しぶりだなぁ」
「小さい頃はよく家に来て、泊まったりしてたなぁ」
「そうだな。懐かしいな」
「うん。あっそうだ。私今から夕飯作るけどなにが食べたい?」
「うーん、オムライス♪」
康太くんは無邪気な笑顔で言った。
「わかった。作るからその辺で待ってて」
「おう」
康太くんはソファに座りながらテレビを見はじめた。
私はキッチンでオムライスを作りはじめた。
トントン―――――――
「みゆ♪」
「キャッ」
康太くんがいきなり私の後ろから抱き着いてきたからビックリした。
「康太くん危ないよ~」
「ごめんごめん」
なんでいきなり抱き着いてきたのよ。
「みゆのエプロン姿が可愛かったから♪」
はぁ??
私が思ってたことをわかってるように言った。
ってか今可愛いって言った?
私が可愛い?
なんかの間違いだよ。
なんかまた熱くなってきた。
「みゆ顔真っ赤だよ」
カァァァ
「康太くんのせいでしょー!」
「ははっ。ごめんごめん」
