俺様彼氏×天然彼女の約束



そりゃあ驚くよね。
私が10年も待っていた人だから。







キーンコーンカーンコーン―――――――


「1時間目始まるからまたあとで詳しく聞くね」


「えっあっわかった」


梨沙は自分の席に戻っていった。
そして康太くんの周りにいた女子もチャイムと同時に戻っていった。




「やっと静かになった」



女子が康太くんに
「どこからきたの?」
とか
「彼女いるの?」
とか質問攻めしていたから
騒がしかった。




私なんかモヤモヤする…


なんだろう。




「さっきは女子がうるさかったな。ごめんな、みゆ」


「あっ別にいいよ」