蝙蝠の嘘

 ――ある昼下がり――

 晴れ渡った森の中に女の子の姿がありました。
広げた腕の上には小鳥が。
 そして――
腕の下には勿論、
彼…蝙蝠がぶら下がっていました。



  (おしまい)