―――その蝙蝠は
ちょっと変わっていました。

 生まれつき
「ピーピー」としか
鳴けないのです。

 そんな声ですから
超音波も仲間のようには出せず、
上手く飛ぶ事もできません。

 ある日の夜、
彼はとうとう墜落して
しまいました。

ひゅううううぅぅ~
ポテッ!