「やっとバイト終わったあ」

あたしは腕を上げて深呼吸をした

「お疲れ様、ひよのちゃん。3月は結構働いたねぇ」


給料計算をしているところに、星野さんが紅茶を持ってきてくれた

「もちろんです!来月からはここでばりばり働いて将来のためにお金を貯めないと!ですもん 」


9万は堅いだろう。


「ひよのちゃんは来月からどこの高校に行くんだっけ?」


「百衣学院です」


星野さんは感心したように頷いた


「あそこって倍率高かったよね。受験お疲れ様」


にっこり笑われたので、あたしもにっこり笑った


「ありがとうございます。これで税理士関係の勉強に集中出来ます」