「お前ら、未成年者だろ!なんでタバコなんか吸ってんだ!!」


 ―…公園でタバコ吸ってたぐらいで、なんで注意されなきゃいけねーんだよ!
 しかも、警官だと?…上等じゃねーか。


「亮人。ヤバいよ。前にも見られた警官だぜ。」
「…マジカよ。」

 …しゃーない、やるか。

「お前ら!先週も吸ってただろ!!中学生のくせに、学校もサボりやがって。フザケるのもいい加減にしろ!!!とにかく、ついて来い!」

 警官が、俺の腕を掴む。


 …今、3時50分なんすけど。
 つーか俺らは一応受験生だし、テスト勉強して、その息抜きしてただけなんですけど。
 それなのに、サボり扱いはひどいな。

 俺と領は顔を見合わせて、軽く頷きあった。

「わーったよ。ついてきゃいいんだろ。ついてきゃ。」