髪の毛を拭きながら 上田君が部屋に入ってきた。 お風呂上りのせいか 頬が火照っている。 「母さん変なことなんて言ってないわよ?坂本さんのお家に電話してくるわね。お家の人が心配しているといけないから」 上田君に牛乳の入ったコップを渡すとオバサンは部屋から出て行ってしまった。 二人っきりになった途端に部屋の中は静かになった。