彼女は

いつまで

経っても

彼女のまま




不滅の自我は

何億年経っても

変わらない



千古不易



「永久のイデア」





火照った本体は

汗馬の如く

止まることを知らない

休むことを知らない




人垣をかい潜り

憂いを置き去りにして

舌を出している



一言居士を

腹を抱えて笑う



呵呵大笑




彼女は悪い子.







答えはいつだって


All or Nothing



徹頭徹尾


万古不易




そんなにも

「永久のイデア」







海千山千


玉石混淆



石橋を叩いて

渡らない






やがて覆される

でしょう


やがて打ちのめ

されるでしょう



生生流転


千変万化



変わらぬ物など

何一つないのよ




それが故


「憂愁のイデア」






彼女は全く堪えない


彼女は一度も答えない



「永久のイデア」




時には辛抱も必要よ





千回目の問い掛けに

初めて口を開く





開口一番



「アタシはアナタとは違うの よ」





鎧袖一触


眼光炯炯




一瞬にして

戦意喪失させる

眼差し




表 裏 一 体





まじまじと見つめれば



彼女は私と


同じ顔をしていた