-浩介くんと亮くん-
「ほえー…」
浩介くんが何やら園庭の端っこにある小さな池の側にしゃがんで水面を覗き込んでいます。
「浩介、何やってんの?」
そこへ亮くんが浩介くんを上から覗くようにして話しかけました。
「あれ」
そう言って浩介くんが指を指したのは水面に映った空模様。
「雲がどうかしたのか?さっきからずっとそこにいるじゃん。サッカーしようぜ」
そう言う亮くんに、浩介くんは頭をふるふると振りました。
「さっきはうさぎさんだった」
浩介くんはそれだけ呟くと、少しさっきよりも手をぎゅっと伸ばして水面に映る一つの雲を指差しました。
「雲?雲がうさぎの形だったのか?」
そうは見えないけどなーと不思議そうに頭をかく亮くん。特に困った様子はありません。
浩介くんの不思議な言動には慣れっこです。
浩介くんは変わらずじっと水面を見つめています。
「ほえー…」
浩介くんが何やら園庭の端っこにある小さな池の側にしゃがんで水面を覗き込んでいます。
「浩介、何やってんの?」
そこへ亮くんが浩介くんを上から覗くようにして話しかけました。
「あれ」
そう言って浩介くんが指を指したのは水面に映った空模様。
「雲がどうかしたのか?さっきからずっとそこにいるじゃん。サッカーしようぜ」
そう言う亮くんに、浩介くんは頭をふるふると振りました。
「さっきはうさぎさんだった」
浩介くんはそれだけ呟くと、少しさっきよりも手をぎゅっと伸ばして水面に映る一つの雲を指差しました。
「雲?雲がうさぎの形だったのか?」
そうは見えないけどなーと不思議そうに頭をかく亮くん。特に困った様子はありません。
浩介くんの不思議な言動には慣れっこです。
浩介くんは変わらずじっと水面を見つめています。