「本当?あはっ」




「百合、お前の友達止める」




百合の顔みないで言ったけど


固まってるって思った




あいつは笑顔の似合うやつだから
引きつらせたくなんかないけど



今はひきつってるんだろうな




「…なんで?」




「無理なんだよ、こーゆーの。」



「えっ」



「お前は楽しいかもしんねーけど」





「!?」






俺も、好きなやつを逃がさないためにくっついてるだけの



弱虫じゃねーから






けど、絶対告白する






「…ねぇ」




「じゃーな」




百合が後ろで何か言ってたけど


風の音がうるさくて聞こえなかった




聞かなかったのかも