本屋の花子〜恋をしたら読む本〜

2日目の小池花子のケーキ屋さんは前日に比べて売り上げるスピードも伸び悩みました。


まぁ毎日ケーキなんて食べたい物でも無い訳で仕方が無いのですが。



小池さんは昨日と変わらず楽しそうに売っていました。


今日は僕、サンタエプロンを雑貨屋で見つけて小池さんに着てもらってるんですよね。


『小池さん。クリスマスプレゼント上げますよ』


『え?本買って貰ったし320円のお釣りもビール買って飲んだし。何で?』



『まぁまぁそれはそれでこれはコレなんで開けてみて下さい』


『いいんやろか?』


そんな事を言いながら結構嬉しい顔で赤と緑のリボンを解いていました。


『へ.何これ?』



『クリスマスイベント最終日を飾るエプロンですよ。変なワンピースで無かっただけでも有難いと思って下さいよ』



ここで小池さんの何時もの罵声が飛ぶかと身構えていたんですけど小池さんは怒鳴るどころか、ニヤニヤしながらエプロンを身に付けました。


『この下裸やったらクビにする?』


そう言って僕をじっと能面のような顔になって見ていました



『その下裸だったら、僕ん家連れて帰ります』



僕も真剣な能面を真似して言いました



少しの沈黙の後小池さんは何も言わずに事務所を出て行ったんです。


僕は1人笑ってしまいましたね



何ですかね?あの人・・



ケーキ売り場には可愛い姿の可愛い小池さんがいますよ。


今日は僕はフライドレッグを揚げているので小池さんの側には居ないんです。

ひたすらにフライドレッグを揚げながら


『いらっしゃいませぇ〜揚げたて熱々のフライドレッグは如何でしょうか?ご試食もご用意しておりますのでどうぞご利用下さいませぇ〜』



と声を張り上げていましたよ



時よりケーキコーナーの小池さんをチラチラ見ながら気がついていました