コンビニの入口にある灰皿の前で

しゃがみ込んで泣きながら電話をしている私の姿は

通行人にとって好奇なものらしい




コンビニに入って行く人も

出てくる人も

泣いている私を横目で見ていく





そんな人たちに構っていられる程の余裕は持ち合わせていなかった




気分が悪い訳じゃないけれど

食欲が涌かず

コンビニで買ったカフェオレを

お昼ご飯代わりにした





亜矢夏から電話あったんだっけ




時間を確認すると

昼休憩が残り10分程しかなかった




仕事が終わってからにしよう




真っ赤になった眼を乾かし

高ぶった感情を抑えようと

それだけに神経を注いだ