帰って来た部屋は冷え切っていて 慎司が出掛けて随分時間が経っている事を表していた 最近、頭を使う事が多いせいか 身体がダルくて仕方がない 疲れているのだろうか ガンガンに吹いているエアコンの温風によって暖められた空気に だんだんと眠気に引き込まれていった あ、煙草なくなったんだっけ 帰りにコンビニ寄れば良かったな 買いに行かなきゃ 慎司から連絡ないから 帰りはそんなに遅くならないのかも 晩ご飯何にしようかな そんな事を思いながら 身を預けたベッドに埋もれ 眠りへと落ちていった