年始から災いが降ってきた早紀

まだまだ今年始まったばかりなのに、この惨状

残りの12ヶ月が思いやられますな





『震えが止まらないんだけど!』


早紀は憤慨しながら話出した





除夜の鐘が鳴り終わり、その数時間後

奥さんと一緒に居るから

彼から電話なんてないと思ってた矢先の着信



携帯のディスプレイには間違いなく彼の名前が表示されていた



思いもよらなかったから嬉しかったのに



電話に出てみると

ヒステリックな女性の声だった



第一声が『この泥棒猫!!』


奥さんの叫び声で夢は砕け散ってしまった