下半身すっぽんぽんで診察を受けていた私は

服を身に纏うと

指示された通り

最初に問診を行った隣の部屋に戻った




無愛想な先生は既に座っており

カルテを記入していた


私も同じように先程の椅子に座った





「妊娠6週目です」



事務的に淡々と話し出した



「予定日は9月の半ばですね」



そして


「産みますか?それとも・・・どうしますか?」



「今回は墜ろします」