亜矢夏の喜びを受け取る事が出来ない私は

俯くしか出来なかった




「亜沙美?」




やっぱり赤ちゃんが出来るって

おめでたい事なんだよね

凄い事なんだよね?




なのに・・・・・





「亜沙美?」




様子の可笑しい私に気付いたのか

顔を覗き込んできた




「・・・亜沙美」




「命がさ誕生するって凄い事だよね」


「うん」




目から溢れた涙はポタリポタリと

掛け布団に染みを作った