勢いよく開けた眼に映る人物が

親しい友人だった事に安堵した




「何だ、亜矢夏か」


「何だじゃないわよ!」


「匂いが慎司じゃなかったから泥棒が入ったかと思ったじゃん」


「泥棒って!!」




亜矢夏は若干頬を引き攣らせながら




「キチンと戸締まりしない亜沙美が悪い!」




正論を述べ

スーパーで買ってきてくれた品々を

テーブルの上に並べ出した