あめとてるてる坊主

 これはチャンスだ!なんて、思えなかった。

 考えようとしなかった現実の中の事実を突き付けられたから。

 私はただのバス停前の左隣の他人。

 友人ですらないという真実。

 私よりも彼に近い女の子なんて沢山いる現実。

 逃げないためにしたはずなのに、私の心は後退りしていた。