春になり夏を迎える。
「琴、進路どうすんの?」
帰り道、ショウゴが私に問う。
「私は短大かな。」
「ほぉー。ちゃんと考えてたんだ?」
目を細めて私を見る彼。
「何それ!私だってちゃんと考えてるよっ!」
ちょっと怒ってみると彼は笑っていた。
「なんかね、先生がこのまま頑張れば推薦貰えるって言ってくれたの。ショウゴは?」
「俺?うーん、一応大学かなー」
「ふーん。」
彼の答えに何気なく答える。
なんとなく予想した通りだったから。
「なんだよ『ふーん』って。来年から離れ離れなんだぞ?」
少し真面目な彼の声。
何気なく言った私の言葉が傷つけてしまったのかもしれない。
「…そうだね。寂しいね。」
悲しそうに言うよう勤める。
「俺ら大学行ってもずっと一緒だよな?」
珍しく落ち込んだ様子の彼を私は見つめる。
(…っ。)
私を見つめるショウゴは心配そうで彼らしくない。
「うん!そんなの当たり前でしょ!ずっとずっと一緒だよ。」
私は彼の笑顔が見たくて明るくそう言うと彼に笑顔が戻った。
「だよな!」
彼が私の手をギュッと握って手を繋いで帰路を進んだ。
「琴、進路どうすんの?」
帰り道、ショウゴが私に問う。
「私は短大かな。」
「ほぉー。ちゃんと考えてたんだ?」
目を細めて私を見る彼。
「何それ!私だってちゃんと考えてるよっ!」
ちょっと怒ってみると彼は笑っていた。
「なんかね、先生がこのまま頑張れば推薦貰えるって言ってくれたの。ショウゴは?」
「俺?うーん、一応大学かなー」
「ふーん。」
彼の答えに何気なく答える。
なんとなく予想した通りだったから。
「なんだよ『ふーん』って。来年から離れ離れなんだぞ?」
少し真面目な彼の声。
何気なく言った私の言葉が傷つけてしまったのかもしれない。
「…そうだね。寂しいね。」
悲しそうに言うよう勤める。
「俺ら大学行ってもずっと一緒だよな?」
珍しく落ち込んだ様子の彼を私は見つめる。
(…っ。)
私を見つめるショウゴは心配そうで彼らしくない。
「うん!そんなの当たり前でしょ!ずっとずっと一緒だよ。」
私は彼の笑顔が見たくて明るくそう言うと彼に笑顔が戻った。
「だよな!」
彼が私の手をギュッと握って手を繋いで帰路を進んだ。